愛犬の死が悲しい理由

元記事には、とある飼い主さんのペットとの別れ、
そしてその後の話が掲載されています。

 

アメリカに住むアルヴィンさんは、年老いて病気を患った愛犬を、
安楽死させることにしたのだそうです。
弊社でも時折、安楽死を選択された飼い主様のご依頼を承ることもありますが、
やはりそれが自然死でも事故死でも、安楽死であっても、
受け入れがたいものがあることは間違いないと思います。

 

そして、誰しも途方もない悲しみと向き合うことが必要になるのですが、
その方法自体は、人それぞれ、飼い主さんそれぞれであるでしょう。
アルヴィンさんもまた、自分なりに悲しみを乗り越えようとしました。
その方法とは「犬が死ぬと何故こんなに悲しいのか」を、
歴史をさかのぼり調べる事だったのだそうです。

 

3万3千年も昔には、人と犬とは一緒に生活をするようになったのではないか、
という話があります。
なぜ、数ある動物の中から、犬だったのかですが、
説のひとつとして、犬と人間はよく似ていたからだと考えられているそうです。
そうして彼らは手を組み、一緒に狩猟などを行う様になったのだとか。

 

こんな話があります。
300年ほど昔のイギリスの農家が、年老いて動けなくなった作業犬を、
殺して油を採ったという日記が残されているのだそうです。
そしてこれは、当時としては特別な話では無くて、
他の人々も同じようにしていたのだそうです。
ペットに対して・・・と、思われる方もたくさんいらっしゃるでしょうけれど、
なんでも「ペット」という概念が生まれたのは、500年前くらいで、
そもそもが親がいない子羊を指す言葉だったとのこと。
そのうちに、動物たちを家に入れるようになり始め、
食べたりすることはなくなっていったといいます。

 

200年前にはペット産業が発達し、
ペットショップやペット用品などが現れ、大きく増加し始めました。
我々がお世話になっている獣医さんたちですが、
もともとはペット専門の獣医は、白い目で見られていたのだそうです。
それが100年前には、専門医として地位が確立し始めました。
こうして、我々とペットたちは、
ともに生活するようになっていったのですね。

 

ワンちゃんとの関係性は、次第に深くなっていきました。
ある調査によれば、特定の人間と飼い犬の命、どちらを選ぶかを聞かれた時、
家族や親友を選ぶひとは大多数だったものの、
遠い親戚との場合は、20%程度が飼い犬を選び、
地元の知らない人や外国人旅行者と比べた時には、
40%弱の人が、愛犬を選んだのだそうです。

 

愛犬が楽しそうにしていると、私達も楽しくなるように、
愛犬たちも我々に対して同じことを思ってくれていると思います。
アルヴィンさんは結論として、
愛犬が死んだ時、人と同じように悲しいのは、
彼らが多くの点で人間たちに似ているからであり、
彼らが我々の愛情を受け入れてくれるからだと結論付けています。
だから、愛犬たちの命の物語は、私たちの命の物語だと。
そして、どのように別れを告げればいいのか、わからないとしながらも、
ただ一言だけ「ありがとう!」と伝えたい、と締めくくられています。

 

 

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元記事:「カラパイア」
http://karapaia.com/archives/52237677.html