イタリアのペット事情

元記事には、イタリアの首都であるローマにある
ペット霊園「CasaRosa」について書かれています。
(カーサ・ローザ:ロザリオの家。バラの家かもしれません。)

 

そのペット霊園の歴史は古く、園長であるルイジ・モロンの父で、
獣医師であったアントニオ・モロンさんが、
1923年に、あのムッソリーニが飼っていたペットを埋葬したことが、
始まりだったとのです。
それから90年以上の間、多くのペットたちが埋葬されてきました。
犬や猫はもちろん、鳥や兎、なんと馬やライオンまで埋葬されてきたのだとか。
そしてこの霊園は、イタリアにたった一つの公営ペット霊園だともいいます。

 

欧米諸国は、ペット愛護の先進国のイメージが強いのですが、
イタリアはどちらかというと遅れていたのだそうです。
しかし、近年では改善され、町の条例によっては、
・犬を最低でも1日に3回は散歩させないと罰金
・なにかの賞品として小動物を与えるのは禁止
(日本で言えば屋台のカメすくいなどですね)
・金魚をおなじみの丸い金魚鉢で飼うことは禁止
(酸素を供給出来ない他、金魚から見る外の景色が歪んでしまうため!)
などと、ちょっぴり過保護な気もする条例も存在しているそうです。
また国の法律では、飼い主の識別が出来るように、
ペットたちへのマイクロチップの取付が義務付けられています。

 

ただこのように厳密に取り組んである国でも、
ペットを捨てる事は後を絶たないようです。
日本では馴染のないことですが、
年老いた猟犬を捨ててしまうということの他、
なんと夏休みなどのバカンスのために、ペットを捨てる人も多いようです。
つまり、長期休暇の間の外出中にペットの面倒を見れないことから、
一緒に旅行へ出かける途中に、道中で捨ててしまったり、
置き去りにしたりするのだとか。
しかも、このバカンスの間のペット遺棄は、
イタリア以外の外国でも結構多いようですね。

 

国民のペットに対する考え方も、国それぞれの違いがあるようです。
良い所はマネして、悪い所は直し、
外国やペットたちに胸を張れるような国にしていきたいですね。

 

 

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元記事:「AFPBB News」
http://www.afpbb.com/articles/-/3121304