ペットロスの飼い主さんと保護されたワンちゃん

元記事で紹介されているのは、
とある飼い主さんたちのペットロスとそれを克服するまでの話です。

 

飼い主さんはご年配で子どもも独立しており、
2匹のワンちゃんと一緒に暮らしていたそうです。
ですが、立て続けにワンちゃんに旅立たれ、ペットロスに陥ってしまいます。
テレビで動物を見るだけでも涙が出てしまう状態だったそうです。
そこで動物愛護団体で働いていた親族の方が、
以前飼っていた仔によく似ているから譲渡会に来てみないか、
と誘ってみたといいます。
飼い主さん夫婦は、前の仔が亡くなってまだ1ヶ月しか経ってないのに・・・、
という気持ちだったそうですが、見るだけでも・・・ということで、
会場に足を運んだのでした。

 

それでもやはり犬好きのご夫婦で、
譲渡会でワンちゃんと出会った瞬間「かわいい~」とひとめぼれしたそう。
しかし、そこからが問題でした。
そのワンちゃんは、人見知りなのか、全然愛想が無く、
呼んでもボランティアスタッフさんの後ろに隠れるのだそうです。
その上、右前脚の先が欠損しており、3.5本脚のワンちゃんだったのです。
ご夫婦は、身体の障害があり、性格も臆病な上に愛想が無い、
このままでは貰い手が見つからないであろうワンちゃんに、
すっかり情が湧いてしまったそうです。
そして、その仔と2週間トライアルで過ごしてみることにしたのでした。

 

ご夫婦は、ワンちゃんのことで悩みながらも、
気付けば自分たちに笑顔が戻っていました。
自分たちをペットロスから救ってくれた3.5本脚のワンちゃんを、
新しい家族として迎え入れることにしたのでした。
ワンちゃんは愛情を注がれていくうちに、変化を見せ始めます。
生まれて初めての散歩が好きになっていき、
慌ててがっつくように食べていたご飯も、
自分のペースで食べるようになりました。
何より、飼い主さんご夫婦の膝の上に乗るのが大好きになったのです。

 

ペットロスで苦しんでいたご夫婦を救ったのは、
自分自身が苦しみ、助けを求めていたワンちゃんでした。
まだまだ問題はあるものの、ワンちゃんは飼い主さんのもとで、
新しい犬生を楽しんでいます。

 

 

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元記事:「エキサイトニュース」
https://www.excite.co.jp/news/article/Com1242_166095/