世界最長寿の猫が亡くなる

「ねとらぼ」
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1605/15/news022.html
最長寿の猫として、ギネスワールドレコーズから認定を受けていた
シャム猫のScooterさんが4月8日に亡くなったそうです。
同日、最長寿の30歳のネコとして、認定を受けたころに亡くなったといいます。
ネコの30歳は、人間でいうところの約136歳。
2014年に脚を痛めてからは、通院治療を続けていたそうですが、
それでも元気な姿を見せていたそうです。

 

さて、日本ではネコは歳を取ると、ネコマタになるという話も聞きます。
この考えは、江戸時代以降に一般化し、
歳をとったネコは山に移り住み、ネコマタとなるという俗信が
日本各地に生まれたそうです。
ネコマタのトレードマークといえば、2つに分かれた尾で、
二股に尾が分かれているからネコマタであるという説のほか、
歳を重ね化けることから、重複の意味で「また」とする説もあります。
山中の木々の間をサルのように行き来することから、
サルを意味する「爰(また)」を語源とする説もあるそうです。

 

ネコは、怪しい眼光や不思議な習性より、
古来から魔性のものと考えられていました。
西洋では、魔女の僕という考え方もあったことで、
魔女狩りが盛んな時期には、ネコも虐げられ、
それが原因でネズミが増えたという話もあります。

 

ネコがこういった怪しいものと言われる原因のひとつに、
外猫の場合、ネコが修行に出る時期があることが挙げられます。
全部のネコがそうとは限らないのですが、
飼っていたネコが姿を消したものの、
1か月後から半年後にひょっこり帰ってきたという話があるのです。
ネコの中には、別猫のようになるネコもいます。
筆者の親戚のネコも、しばらく修行に出て帰ってきた後は、
性格がなんとも丸くなり、ゴロゴロとお腹を見せてくるようなりました。
こういった変化も、数か月の失踪=修行
と考えられる要因ではないかと思います。
各地に同じような話はあるようですが、
阿蘇・根子岳(猫岳)には「猫の王」が住み、
「猫岳参り」と称して猫岳で修行したネコは、出世して化ける力もつけ、
里に戻るとネコの頭領となったという伝説もあります。
また、修行の印として、ネコの耳はさけていたといいます。

 

ペットの医療環境の充実とともに、長寿のネコが増えた昨今ですが、
未だうちの仔がネコマタになった!という話は聞きません。
冒頭の30歳でこの世を去ったScooterさんも、
ネコマタになった様子はありませんので、
歳をとったネコは化ける、という話はどうやら怪しい話のようです。
しかし、本当にネコかと疑うような知性をもったネコもいれば、
ミャウミャウと不思議な言葉を喋るネコもいます。
ネコマタになる必要はない世の中になったのかもしれませんし、
それこそネコを被っているだけかもしれませんね。

 

 

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