ネコもかかる狂犬病

最近「狂犬病ワクチンの接種は必要ない」というようなことを、
言っている飼い主さんの話など良く聞きます。
狂犬病についてはワクチン接種は、本当の意味での飼い主の義務です。
毎年1度、必ず接種するようにしましょう。

 

なぜワクチン接種を怠る飼い主さんたちがいるのでしょうか?
実は狂犬病は1957年以降、日本での発症報告はありません。
おそらくそれも、不要なのではないかと思わせるひとつの理由でしょう。
しかし、日本でも狂犬病が猛威を振るっていた時期がありました。
そして1950年8月26日に「狂犬病予防法」が制定され、
犬の登録、予防注射、野良犬の保護が徹底されるようになり、
ようやく狂犬病を撲滅することが出来たのでした。
今現在、野良猫より野良犬を見かけないのは、そういった理由もあるようです。

 

なぜ狂犬病が恐れられたのかというと、
狂犬病は人間を含む全ての哺乳類に感染し、
発症するとほぼ100%死に至るという、とても恐ろしい病気だからです。
病気の名前から勘違いされがちですが、
全ての哺乳類ですので、実はネコちゃんにも感染するのですね。
そして日本以外の国では、まだまだ狂犬病は身近な病気のひとつのようで、
犬猫以外の哺乳類にも多くの感染動物がいるようです。
例えば、アメリカではアライグマやスカンク、
ヨーロッパではキツネ、中南米ではマングースやジャッカルなど、
多種の動物の感染がみられるようですね。
アメリカでは犬の感染件数が30件程度なのに対して、
猫の感染件数は300件と、10倍も多いといいます。
感染した飼い猫に噛まれた飼い主さんが死亡する、という事故もあり、
野良猫や猫の放し飼いは、とても危険なことと考えられているようですね。

 

前述のとおりですが、日本では近年の感染例もなく、
ワクチン接種はネコちゃんに関しては完全に任意です。
しかしもし、ネコちゃんと海外へ旅に出ることになれば、
動物検疫所で検疫を行う必要があります。
そして、野生動物や野良の動物たちに無暗に近づかないようにしましょう。
なんとなくでペットたちを危険にさらすようなことは、
絶対さけたいところですね。

 

 

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元記事:「ペットスマイルニュース」
http://psnews.jp/cat/p/38757/