犬猫と一緒に入居する高齢者ホーム

先日知り合いのネコちゃんが亡くなりました。
19歳と大変長生きだったネコちゃんで、知人も溺愛していました。
しばらくは力を落としていましたが、
今では普通に暮らす分には元気な姿を見せてくれるようになりました。
ただ「もうネコは飼わない」と言います。
亡くなった時の悲しさから、ということもありますが、
最期まで看取ってあげることが出来ない、という理由だそうです。
知人はもう高齢ですので、仕方がないことなのでしょう。

 

同じ様に、高齢であること、最後まで世話できないことを理由に、
ペットを飼うことを諦める方は多いです。
しかし、自分のペットと一緒に入居できるという高齢者ホームというものも、
登場しているようです。

 

元記事で紹介されている高齢者ホームは、神奈川県にあるそうです。
犬用スペース、猫用スペースに別れており、
利用者のペット以外にも施設で飼っている仔もおり、
犬猫と24時間一緒でも大丈夫な動物好きの方なら、
ペットを連れていなくても入居できるようです。

 

施設長さんが、なぜこのような施設を作るに至ったのかというと、
過去に在宅介護をしていた時、ホームに入居する必要が出た高齢者が、
愛犬を保健所に送るという、苦渋の決断をするケースを見たからだそうです。
その方は、その後半年もしないうちに亡くなったといい、
大切な家族を自分のせいで失ってしまったという失意のなかで、
最後を迎えたのだということでした。

 

そんな悲しい別れがなくなるよう建てられた高齢者ホームは、
利用者さんが犬猫と触れ合うことで生活にハリがでて、
認知症の進行を遅らせることにも効果を発揮するのだといいます。
また、飼いたいけど飼えなかった利用者さんたちが、
愛する犬猫と触れ合うことで、
思い出せなかった家族たちの名前を思い出すなど、
元気を取り戻すかたも多いようですね。

 

この高齢者ホームはそれだけでなく、
海やイチゴ狩りや外食などのイベントのほか、
施設まで売店に出張してもらったり、料理をふるまってもらうなど、
様々なことを取り入れ、
人生を楽しむことをあきらめない介護を理念としているのだそうです。

 

利用者さんもスタッフも、そして犬猫たちも、
みんなが楽しく暮らせる高齢者ホーム。
そんな理想的な施設が増え、悲しい思いをする人やペットが、
少しでも減っていくといいなと思います。

 

 

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元記事:「AERA dot.」
https://dot.asahi.com/dot/2017102400051.html?page=1