木登りネコの助け方

動物の動画をよく見る人なら、消防の方たちが、
動物たちを助けるシーンなどを目にしたことがあることかと思います。
洪水や地震で身動きの取れなくなった仔たちを、
人間同様に助けてくださる消防士やレスキューの方達には、
本当に頭が下がります。
なかでも、ネコちゃんを助ける動画ともなると、
概ね、高所で身動きが取れなくなっているネコちゃんを助けているシーンが、
よく見られると思います。
我々が飼っているネコちゃんたちも、やはり高所が好きな傾向にあるのですが、
どうして彼らは、自分で降りれないほど高い所へ登ってしまうのでしょう?

 

ネコちゃんが木に登るのは、本能的な部分が大きいと思いますが、
大きく分けると3つの要因があるそうです。
1.獲物などを追いかけて登って行く
2.誰かに追われるうちに登ってしまう
3.なんとなくのうちに登る
意外と、3番のなんとなく登るというのは、よくある気がします。
あなたどうやって登ったの?というところにいるネコちゃんは、
よくみられますものね。
こうしたことで、降りれなくなったネコちゃんたちですが、
海外では消防隊の出動に費用がかかることもあるのだそうです。

 

「危険排除」「事態回避」「災害予防」のためのペットレスキューは、
料金が請求されることもあり、
例として挙げられているスコットランドの消防の場合、
・はしご車:約4万円
・高所作業車:約4万円
・ポンプ車:約4万円
・消防士1人、1時間につき:約3500円
他にも、ペット保険の有無やレスキューの過程で報告義務がある場合の書類、
機材などの数によって、細かく料金が変わったりするといいます。
ほとんどの場合は、救助工作車とポンプ車の出動が原則とされ、
消防士も5名ほどが救助に当たるそうですので、
1時間程度で救助されたとしても、約10万の費用がかかるのだとか。

 

また、車が入れないような場所での救助には、
さまざまな方法がとられるようです。
ひとつは、飼い主の呼びかけに寄っての救助です。
ネコちゃんが上手に降りれそうなときは褒めてあげたりして、
少しずつ誘導していくのだそうです。
また、乱暴に聞こえますが、木を切り倒すという方法もとられるそうです。
もちろん一気に倒すわけでは無く、ロープなどを使って少しずつ倒すことで、
ネコちゃんが安全に降りれる高さまでゆっくり近づけていきます。
ただ、一般的にはチェンソーを使うようですので、
音や振動でびっくりさせてしまうかもしれませんね。
これもまた少し乱暴な方法ですが、弱めの放水で、
地面に設置したマットやネットに落とすという方法もあるそうです。
しかし、リスクは高めだそうで、トラブルになることもあるのだとか。
意外な方法として、自分たちが登るのではなく、
ケージを吊るしてその中にネコちゃんを誘導する方法があるそうです。
ケージの中に、おやつなどを入れておくのがポイントですね。
海外の樹木はハシゴが使えないほど背が高いものも多いようですので、
ロープを使用して、クライミングの要領で登ることもあるようですね。

 

こうした色々な方法を使って救助にあたるのですが、
アメリカだと、各州にキャットレスキューのスペシャリストがいるそうで、
ネコちゃんの他にも、高所にひっかかってしまったものを、
助けたり取り除くことで、職業としている人もいるといいます。

 

ネコちゃんは、気まぐれで恩知らずといいますが、
助けてくれた人の事なんかは意外と覚えているものです。
そういったところもネコちゃんの愛情の深さが伺えます。
たかだか動物を助けるのに消防を呼ぶのは・・・
という方もいらっしゃるかもしれませんが、
自分で助けようとする場合は、危険な事が多いと思います。
ネコちゃんの安全と自分の安全も考えて、
通報して手助けしてもらうことも考えておきたいですね。

 

 

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元記事:「リスク対策.com」
http://www.risktaisaku.com/articles/-/2514