ワンちゃんの持つ愛情

愛犬に対しての愛情で、飼い主同士が競い合うような話はよくあります。
高級な食事や家具を用意したり、ペットサロンでかわいくしてもらい、
ワンちゃんへかけている愛情を自慢しあうのですね。
何かがあれば、自分が身を呈してでも守ってあげたい。
飼い主であれば、そういう風に願っているものだと思います。
ただ、そう思っているのは何も飼い主だけではないようです。
元記事には、イギリスでワンちゃんを飼っている男性が、
窮地に陥った際、愛犬たちに助けてもらったという話が掲載されています。

 

飼い主の男性は、朝起きた後眩暈を感じ、
あわてて救急の要請と家族へのメールを済ませたそうです。
その後、意識を失うまでの短い間に、
愛犬たちは飼い主さんの異変を察知し、顔を舐めるなどしていました。
救急が到着した時、ワンちゃんたちは玄関でジャンプし、吠え続けており、
最初、救急隊は威嚇されているのかと思ったそうです。
そこにお隣の住人がやってきて、救急の人に、
ドアをあけるように促したのだとか。
実は、ワンちゃんたちの中の1匹、ロットワイラーのミーガンは、
普段からドアロックを開けることが出来たのだそうで、
その時も玄関の扉のロックは開けられていたのです。

 

こうして、ドアを破ったりせずに、屋内へと入ることが出来たおかげで、
スムーズに救助活動を行なえたのでした。
救助隊員曰く、もっと時間がかかっていたら
危険な状態だったかもしれないということです。
ミーガンは命の恩人?となったばかりか、
退院後も飼い主さんを守ろうと、そばを離れないのだそうです。

 

ロットワイラーは海外では人気のある犬種の1つですが、
日本ではあまり見ない仔たちですね。
大型犬で強面であり、筋肉質なワンちゃんたちで、
人気があるとは言っても、あまり良く思われてないことも多いようですね。
彼らはドイツに起源を持つ犬種ですが、
そのご先祖は、なんと紀元前までさかのぼり、
ローマ人が連れていたワンちゃんが、ドイツに定着したのだそうです。
当時のローマ人が使っていた屋根が、
ロット(赤い)ワイル(タイル)だったことから、
ロットワイラーと呼ばれるようになったのでした。
ご先祖は闘犬などとして飼われていたものの、
彼らは、牧羊犬として改良されました。
しかし、作業の機械化により仕事が奪われていき、
残ったわずかな牛追いの仕事も、交通網の発達に伴い、
牛追いが禁止されていったため、都市部での仕事はなくなっていきました。
その後、荷を引く輓獣として暮らしましたが、ふたたび仕事がなくなり、
さらには絶滅の危機を経ながらも、
体力や勇気を買われ、警察犬や軍用犬、山岳救助犬などとして活躍しています。
賢くも力強い、従順で素直なワンちゃんなので、
良い飼い主に恵まれれば、
きっと素晴らしいパートナーになるに違いありません。
愛情も、とても深いものを持っているようですね。

 

今回のように飼い主を救うワンちゃんの話は、他にもいろいろと聞かれます。
自分を助けてくれるような特別な訓練をしていなくても、
たくさんの愛情をかけ続ければ、
ワンちゃんたちは、何かしらの恩返しをしてくれるのではないでしょうか。
病気や怪我は嫌ですが、
そういう時こそペットたちの想いを知れるチャンスかもしれませんね。

 

 

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元記事:「エキサイトニュース」
http://www.excite.co.jp/News/world_clm/20170307/Techinsight_20170307_360186.html