飼い猫になることを選ぶ猫
人生において、出会いと別れは星の数ほどあるかと思います。
その中には、今思えば運命的な出会いだったと感じるものもあり、
縁というものの不思議さを考えさせられます。
それは動物たちにも同じことが言え、
動物同士ではもちろん、私達飼い主のもとにやってくる、
ペットたちとの出会いもまた、色とりどりの数奇なものなのです。
東京都中野区にある美容室「AT ONE（アットワン）」では、
看板猫オリビエ君が出迎えてくれるそうです。
オリビエ君が看板猫として居座ることになったのは、
ある日「ここに住ませてください！」とばかりに、
お客様の後に付いてお店に飛び込んできたことからだそうです。
エサ目当てでこっそり忍び込むのではなく、
「野良猫があがりこんでくる」というケースは、
実はしばしば見られるようなのです。
一瞬のすきをついて、さっさとあがりこむ猫もいれば、
開けて欲しいとアピールする猫もいます。
どちらも、まるで最初から飼われているかのような、
ふてぶてしさを発揮するのが特徴のようです。
なかには子猫を身ごもっている猫もいたりします。
我が仔のために、飼い猫になることを選んだかのようですね。
オリビエ君は野良にしては珍しくアメショーで、
体格も良く、非常に愛嬌のある見た目です。
とはいえ、元野良のせいか、お客さんの抱っこは嫌がるようです。
ペットといえば、飼い主が選んだペットを飼うということが普通ですが、
このように、ペットに選ばれる飼い主もいるようです。
動物好きとしては、選ばれる飼い主になりたいものですが、
出会いはいつも突然です。
動物に好かれていると感じる人は、
いつでも受け入れられる心の準備をしておく必要があるでしょう。
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元記事：「sippo」
http://sippolife.jp/issue/2016081600010.html
