クローンペットの是非

皆様は、クローン羊の「ドリー」を覚えていますでしょうか?
20年前にイアン・ウィルマット教授は、初めてクローン羊を作製しました。
その頃からクローン作製の是非は論じられてきましたが、
今ではペットのクローンまで登場し、その是非が問われています。

 

お隣の韓国では、約1,000万円という
高額でクローンペットの作製を行っている会社があり、
世界各国から注文があるようです。
お金持ちの方々が利用しているのだとは思うのですが、
では一体どういう人が利用しているのでしょう?

 

ニューヨーク・マガジン(NYMAG)よると、
飼い主の中で一定数の人が、
何度も同じ種類のペットを飼う「ペット反復症候群」
なるものにかかっているのだとか。
この「ペット反復症候群」とは
医学的に定義されているようなものではないようですが、
一般的に人は慣れ親しんだものを好み、予期せぬものを嫌うとしています。
そして、新たなペットを飼う事自体が、
飼い主にとっては十分に大きな変化であると。
そこから「もう一度同じ犬を」
という非現実的な心の問題が出て来るのだそうです。
このような飼い主たちの心をつかんだのが、
韓国の愛犬クローンビジネスだという話です。

 

ウィルマット教授は、クローンペットは意味がないと主張しています。
なぜならば、クローン動物の性格は、環境や育て方により変わり、
オリジナルと全く同じ外見を再生することもできないということです。
そして、クローンに大金を使うぐらいなら、
自然に生まれた別の仔犬を買うべきだとも主張しています。

 

他にも英国動物虐待防止協会は、
クローニングには深刻な倫理的問題があるとする他に、
「クローン動物には腫瘍、肺炎、異常な成長パターンなど、
疾病にしばしば苦しむという数々の証拠がある」とし、
動物愛護的懸念があるともしているのです。

 

筆者の考えとしては、
限りあるいのちだからこそ、大切にしたい、
家族として一緒に過ごしたいものではないかと思います。
人間であれ、ペットであれ、死をしっかりと受け容れることは難しいです。
弊社では、少しでも良いお別れをすることで、
飼い主様の心のご負担を軽くするための、力になりたいと考えております。

 

 

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元記事:「ニュースフィア」

1000万円で愛犬のクローンを作製…韓国企業のサービスが世界で人気 倫理面などで批判も