ペットロスを乗り越える

「毎日新聞」
http://mainichi.jp/articles/20160208/ddn/013/040/025000c
ペットの死に直面したとき、
大きな喪失感にさいなまれた飼い主が心身に不調をきたす
「ペットロス」について、
飼い主や周りの人はペットロスとどう向き合えばいいのか、
悲しみを乗り越えた人たちの実例が記事として掲載されています。

 

大阪狭山市の主婦、近藤邦子さん(40)は
2013年8月、約6年間一緒に暮らした
ダックスフントのオードリーを失ったそうです。
半年後には食事がのどを通らなくなり体調を崩して入院。
前向きになれたきっかけは新たな犬との出合いだったそうで、
退院後、殺処分対象になった犬を保護し新たな飼い主が見つかるまでの間、
一時的に引き取る「預かりボランティア」に応募。
これまでに約20頭の保護犬を預かり、
うち2頭は近藤さんが飼うことを決めました。
「預かった犬との別れはさみしいが、
新しい家族に橋渡しできたとすがすがしい思いもある。
1匹でも多くの犬を助けることがオードリーとの約束だと思う」
と話します。

 

兵庫県宝塚市に住む会社員の女性(48)が
14年間飼っていた愛犬モリーは昨年1月、病死しました。
3カ月ほどは気分が沈みがちで、仕事に集中できなかったところ、
散歩仲間は女性を気遣って、
モリーの月命日になると門の前に花を届けてくれました。
「私も愛犬に先立たれたことがある。
話したいことがあったらいつでも聞くよ」。
と添えられたメッセージに涙したそうです。
女性は「同じような経験をした人と話すうちに
気持ちが落ち着いていった」と話し、
いつか新たに犬を飼いたいと思っているといいます。

 

日本ペットロス協会(川崎市)は
ペットを失った悲しみから立ち直る方法として、下記の五つを挙げています。
(1)悲しみを押し殺さず、素直に出す
(2)早く立ち直ろうと、頑張らない
(3)無理がない程度の作業をする
(4)悲しみをわかってくれる人に思いを話す
(5)周囲の無理解や偏見を気にかけない

 

また、
「ペットは自分よりも先に死ぬものと自覚する」
「ペットに過剰に依存せずに、ほどよい距離を取る」
「ペットを介して友だちを作っておく」
「ペットロスの正しい知識を持つ」
など、ペットとの別れに備えることで、
ペットロスの重症化を防ぐことができるということです。

 

ペットライフサポートでは、
少しでも悲しみを和らげ、癒やされるように、
誠心誠意込めたお見送りをさせていただいております。

 

 

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