外飼い犬を助けるための法律

近年ではワンちゃんでもずっと室内飼いで、
散歩やお出かけの時にだけ外に出るという飼い方が、
一般的になっていると思います。
まだまだ外飼いの仔もいますし、
どちらがより幸せかということは無いでしょう。
その仔たちはその仔たちなりに、精一杯幸せに暮らしているのです。
しかし、物事には限度というものがあります。
暑い中や寒い中、何の対策もなく外に放置される仔は、不幸に他なりません。
それらの問題に対して、アメリカ・ペンシルバニア州では、
このほど新しい法律が制定されたといいます。

 

ニューヨークのすぐ南に位置するこの州は、
場所によっては2m以上の積雪があるような気候ですが、
そんななかで、放置されたペットが見つかったのだそうです。
ブリーダーに放置されていた仔犬はリブレというワンちゃんで、
発見された時には脱毛やかさぶたが、体中に見られる状態だったといいます。
このことがきっかけとなり、ペンシルバニアの法律では、
「気温が摂氏32度以上、または、0度以下になったときに、
ペットを30分以上、外につないで放置することを禁止する」
という法律が制定されたのでした。
そして、仔犬の名前にちなんで、リブレ法と呼ばれているそうです。

 

また、気温の他にも、
・24時間のうち9時間以上、繋いではならない
・ペットをつなぐ鎖・ロープは、
犬の体長の3倍もしくは10フィート(約3メートル)以上とする
・日陰と水を与えなければならない
・体に傷がないようにしなくてはならない
というような決まりもあるのだとか。

 

童謡では「犬は喜び庭駆けまわり・・・」というフレーズがあるように、
ワンちゃんたちは寒さに強いという先入観もあるでしょうけれども、
種類や個体差によって寒さに弱かったり、
病気で寒さに弱くなっているケースもあるようです。

 

寒い冬も終わりましたが、まだまだ冷える日もあります。
そんな時は、毛布にくるまって一緒に温め合えば、
ワンちゃんとの絆も一層深まるかもしれませんね。

 

 

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元記事:「ハフポスト」
https://www.huffingtonpost.jp/2017/11/26/libres-law_a_23288707/