ペットと子どもの教育

「毎日新聞」
http://mainichi.jp/articles/20160619/ddm/013/100/015000c
今から20年以上昔の話です。
筆者が物心ついたころから、家には猫が3匹暮らしていました。
いや、どちらかというと、エサだけ貰いに来る猫でしょう。
3匹は名前をつけられて、それなりにかわいがられていた気がします。
その猫のうち1匹が子供を産みました。
子猫をどうしても欲しくなり、家族にお願いして1匹だけ飼うことになりました。
親猫と変わらず半野良でしたが、なんともかわいい三毛猫でした。

 

子どもといえば、あれが欲しいこれが欲しいと、
その時口には出さなくても思うものでしょう。
お菓子やおもちゃなら、たまには・・・と買い与えることも出来ますが、
ペットとなれば小さくてもいのちがあるわけです。
即行動、という家庭でもなければ、家族会議が開かれ、
餌やり係や必要であれば散歩係の任命、病気になった時のあれこれが話し合われ、
家族の同意を得て、ようやく飼うことが出来るものです。

 

しかし、子どもは面倒をみることを止め、結局両親が世話することに・・・。
という話は良く聞きます。
経済的な問題は別に考えるとしても、この「最後まで世話をする」ことは、
子どもの教育の観点から見ても、非常に大切な部分です。
約束だからと無理に押しつけるのではなく、
一つずつ一歩ずつ世話をさせ、子どもを褒めてあげることで、
自信を付けさせ、世話をする喜びを覚えてもらうのも重要なようです。
ペットのしつけと似ています。

 

子どもが生まれたら犬を飼いなさい、という文章がありますが、
近年はペット寿命が伸びています。
「自分の死をもって、命の大切さを教える」という役割は、
子どもが成人した後であることも多いでしょう。
実家に帰るとペット達は自分の老いも忘れ、全力で喜んでくれるものです。
これはペットたちが我々に残してくれるものが、
増えたということかもしれません。

 

 

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