猫のほうが殺処分が多い理由

環境省のデータによれば、2017年度に保健所などに収容された、
犬の数は38,511匹、猫は62,137匹だったそうです。
そのうち返還されたり、譲渡されたりせず、
殺処分となった割合は、犬の場合は21%、猫は56%になります。

 

ネコちゃんのほうが殺処分の割合が高いのは、
収容される仔のほとんどが離乳前の仔猫であることが原因だそうです。
離乳前の仔猫は、授乳や排せつの世話が手間がかかることが、
保護するうえで問題になります。

 

そこで離乳前の仔猫を一時的に自宅に預り、世話をするという、
「ミルクボランティア」が注目を集めています。
内容としては、
1.2~4時間おきに授乳する
2.排せつの補助をする
3.体重、ミルクの量、健康状態などの記録をする
といったことを平均で2週間ほど、
長い時には1か月以上行うのだと言います。
自治体や保護団体によっては、ミルクや哺乳瓶などは、
無償で貸したり、提供したりしてくれるそうですが、
全額自己負担になるところもあるのだとか。

 

団体によって異なる応募条件もあり、
「1日4時間以上留守にしないかた」
「ペット可の住宅に住んでいる」
「家族全員が受け入れを同意している」
「成人、もしくは保護者の同意・同行が可能」
などといったことが挙げられます。

 

ただ単にネコちゃんの命を救うだけでなく、
人の手で育てられることで、
人間のことが好きなネコちゃんに育つというのもメリットです。
保護して飼い続けることが難しい場合でも、
余裕があればこういったボランティアに参加することも、
小さないのちを救うことに繋がるのではないでしょうか。

 

 

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元記事:「BIGLOBEニュース」
https://news.biglobe.ne.jp/trend/0210/sgk_190210_3035774540.html