不死のペットの最後

「エキサイトニュース」
http://www.excite.co.jp/News/90s/20160511/E1462520310989.html
エキサイトニュース内のコラム「90sチョベリー」では、
90年代〜00年代の芸能ニュースや懐かしの流行を考察するとして、
さまざまな記事が掲載されています。

 

皆さんはAIBOを覚えていらっしゃるでしょうか?
ソニーが、1999年に発売した人工知能を搭載した小型犬ロボットです。
17年も前のことですので、最近の若者は知らないということになりますね。

 

ユーザーとのコミュニケーションを通して成長するように
プログラミングされている「成長機能」を持つロボット。
この要素はアメリカで大ヒットし、
日本でも発売されたファービーも同じなのですが、
AIBOが革新的だった点として、
ユーザーが何もしなくてもこちらに寄ってきたりじゃれたりする点や、
機嫌や性格が存在するという、より本物のペットに近いロボットだったのです。

 

一部ペット好きからは「これでもう、愛犬の死を経験しなくて済む」として、
熱烈な歓迎を受けたそうです。
夢の子犬には注文が殺到し、定価25万円にもかかわらず販売開始から僅か20分で
日本向け3,000台の受注を締め切るという人気ぶりで、
累計で15万台も売れたのだとか。

 

しかし、そんな「死なないペット」にも突然の死がやってきました。
2005年に製造中止となると、
2014年3月末には修理対応が打ち切られてしまいました。
これを受けて、千葉県いすみ市の光福寺では
2015年にAIBOの合同葬儀が行われ、
飼い主たちは神妙な面持ちで手を合わせていたそうです。

 

あれから、電子ペット的なものであれば、
様々な商品が発売されてきました。
しかし、実体をもったペットというもので、
AIBO以後に成功した例は、おそらく無いかと思います。
「『永遠の命をもったペット』という夢は、
企業サポートというかなり卑近な理由で成しえませんでした。
あれから17年。
この課題を解決する完全無欠の愛玩動物は今後現れるのでしょうか。」
として、記事は締めくくられています。

 

 

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