ウサギの高齢化問題

最近のペットブームに乗じてか、いろいろな動物が紹介されたりします。
なかには○○が人気!として、
初心者にも飼いやすいかのように喧伝するケースもありますが、
実はなかなか飼うのが難しいという動物もおり、
飼育放棄されたりすることも問題になっています。

 

ペットブームをけん引しているのは、あいかわらず犬猫で、
たくさんの飼い主さんたちや、ペットを飼えない人たちに愛されています。
その次に飼育数が多いのは、なんとウサギなのだそうです。
そして今問題となっているのは、そのウサギたちの高齢化だといいます。

 

今年は戌年ですが、7年ほどさかのぼると卯年で、
その年はメディアでもペットとしてのウサギが取り上げられ、
ウサギブームだったのだそうです。
そして、ウサギの寿命はおおよそ7~8年と言われているそうで、
多くの当時のウサギが高齢化しているということです。
犬猫でもそうなるように、ウサギでも寝たきりになり、
食事や排せつ時の介護が必要になります。
スポイトなどで飲食させてやり、寝たままで排せつするので、
その後のケアをしてやったり、
後足での耳の掃除も出来なくなるので、
かわりに掃除してあげなければいけません。

 

なかでも特殊なものが「食糞」です。
うさぎの糞は丸いというイメージですが、
もう一度自分で食べるための糞もします。
これは一度体内で発酵させることで、上手に栄養をとるという、
ウサギにとっては大切な行為なのですが、
寝たきりだと、この食糞が出来なくなってしまいます。
そして、糞は乾燥すると食べなくなるそうなので、
排せつのタイミングにあわせて、口に運んであげないといけません。

 

ウサギは飼い易そうというイメージは、
学校の飼育小屋などで良く飼われていた、
ということからではないかと言われています。
扱いが多少悪くても生きていける頑丈な仔と考えてしまいますが、
実はストレスに弱く繊細な生き物ですので、
犬猫以上に気をつけて扱っていく必要があるのですね。

 

しかしそれでもウサギにはウサギの魅力が詰まっているようです。
ワンちゃんやネコちゃんが時折見せる、
行動や仕草はとてもかわいいものですが、
それこそメディアなどで見聞きした、
想像の範囲内であることも多いものです。
ウサギちゃんの場合は、ほとんどの方が良く知らないことばかりでしょう。
寝方や毛づくろい、ジャンプなど、未知のかわいさが感じられます。

 

ウサギちゃんたちはけして飼育が簡単なわけではありませんが、
彼らだけのかわいらしさがあります。
もし飼い始めることを検討するのであれば、
十分な理解を持ってお迎えする様にしたいですね。

 

 

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元記事:「AERA dot.」
https://dot.asahi.com/dot/2018050800051.html