パピーミル問題

「grape」

残虐な「子犬工場」が摘発される 残されたのは、526匹の犬たち


パピーミルという言葉をご存知でしょうか。
「puppy mill」直訳すると子犬工場ということです。

 

通常のブリーダーは多くても数種類の犬種を育て、
生まれた子犬をペットショップや飼い主に直接提供します。
なかには両親の相性や性格なども考慮するブリーダーもいるようです。

 

しかし、パピーミルとは、
そういったブリーダーとは対照的な位置にあり、
ただ単に大量生産を目的としています。
売れ筋や流行りの犬種が生産され、
犬達は、コストカットだけが考えられた飼育状態にあり、
その環境は粗悪としか表現できません。
パピーミルは国によっては厳しく規制され、処罰の対象になっています。

 

2014年7月。
アメリカでは1980年から運営されていた、
悪質なパピーミルが摘発されました。
救出された犬は526匹にものぼったそうです。
犬達は、一旦保護施設でケアを受けましたが
問題の1つに、この多くの犬達をどうするか、というものがありました。
ところが、ある日開催されたイベントに、
数百人の人々が訪れ、保護された犬達は全て引き取られていきました。
そして、1年後「REUNION PARTY」が開催されました。
引き取られた犬たちと新しい家族の親睦会です。
そこには、見違えるように幸せそうな表情を浮かべる犬たちと
あたたかな家族の姿がありました。

 

パピーミルの問題は、業者を摘発しただけで解決するものではなく、
残された多くの犬達の行く先も問題となります。
苦しむ犬達がすこしでも減るよう、
そしていつかパピーミルが無くなるように、努力していく必要がありますね。

 

 

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