ペット可オフィスの実情

元記事ではペット可オフィスの成功例について書かれています。

 

海外では、すでにいくつかペット同伴OKの会社があることは知られています。
日本でも暗黙の了解として、
会社でペットをかわいがっているところはありますが、
会社全体の取り組みとしてペットを連れてこれるオフィスは、
それほど多くはないでしょう。
元記事で紹介されている会社はマースジャパンといい、
お菓子の「スニッカーズ」や、
ペットフードの「シーザー」や「カルカン」の会社、
といえば分かりやすいことと思います。

 

マースジャパンでは会社の取り組みとして、
2005年からペットフレンドリーオフィスを設立したそうです。
ペット可のオフィスビルは当時少なく、探すことにも苦労したそうです。
今ではオフィスには、飼い主の社員さんが連れてきたペットや、
会社で飼育しているネコ2匹がいるのだとか。

 

ペット同伴可としたことで変わったことは、
社員間のコミュニケーションが増えたということです。
様々な相談もしやすく、雰囲気も明るくなったといいます。
しかし、社員さんの中には、動物が苦手な人もいらっしゃいます。
そういった方には、どういった配慮がなされているのでしょう。

 

実はペット可と言っても、いつでも連れてこれるわけでは無く、
事前に申請が必要で、1日に全体で3匹まで、と決められているそうです。
ペットが来る時は、誰がどんな動物を連れてくるのか共有されており、
動物が苦手な人もその日はどこにどんな動物がいるのかが、
分かるようになっているそうです。
また、アレルギーなどではないものの、
過去の経験から動物が苦手だった社員さんも、
交流のある社員のペットを少しずつ受け入れることが出来るようになるなど、
気持ちに変化が生まれたのだとか。
その他にも、動物嫌いの社員に配慮した様々なルールがある一方で、
ペットやその飼い主さんにも配慮し、
通勤時のタクシー料金や自家用車の駐車料金を、
会社が月2回まで負担することも行っているそうです。

 

こうして見てみると、ポジティブな面ばかりではなく、
ネガティブな面も見えてくることと思いますが、
マースジャパンの広報の方曰く、
「トラブルを避けるためにやらないより、
お互いが双方の事情を理解し、歩み寄ることが大切」
などだと言います。
ペットを通して、より個人として、会社としての成長を考えられるよう、
ペット同伴のシステムがあるのかもしれません。

 

ペットは、かつて人間の生活を助けるために飼育され、
獲物の狩猟や生活スペースを守るためのパートナーとして、
重宝されてきました。
今では、人間を癒やすだけではなく、
特定の役割を担った職業を与えられることもあります。
しかし今後は、
疎遠になってしまっている人間同士のコミュニケーションを、
サポートする存在になっていくのかもしれないと思います。

 

 

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元記事:「ITmedia」
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1803/29/news017.html