有害鳥獣の駆除

当園の所在地である福岡市早良区では、
イノシシやサルなどが出没し、
山林や農地を荒らしまわることがあり、
駆除活動をされている方々がいらっしゃいます。
同じ様に、日本の各地での野生動物による被害は多いです。
彼らは、森林伐採や過去の林業によって、
山々での食糧確保が困難になり、
その結果、より人間に近い地域までやってくるようになったと聞きます。
有害鳥獣ではないですが、ノネコや野良猫も問題となっています。
島に持ち込まれたネコが野生化し、
原生動物を襲っているという話は有名です。

 

外国のニュージーランドでは、野ウサギが問題となっているようです。
天敵が減ったせいなのか、野ウサギが増え、
放牧地で家畜が食べる草を食べ、穴を掘り土地を荒らすなどで、
農業を営む人々は、何年も前から悩まされてきました。
彼らへの対策として考えられた方法は複数あり、
ウサギ用の柵の設置は穏やかな対策のひとつですが、
ウサギ猟や毒エサの設置、巣穴を煙でいぶすようなやり方もあったそうです。
1997年には、初めてウサギ出血病のウイルスを散布する、
という方法がとられました。
この方法はしばらくは成果をだしていたものの、
ウイルスに対して野ウサギたちは耐性を持ったため、
現在では別のウイルスが導入されています。

 

農業者連盟はウサギ駆除に対して「ほっとした」とコメントしていますが、
動物虐待防止協会は「野ウサギたちのことや、ペットの兎に対する危険性」
を考えると、残念な決定だと述べています。
そして、より人道的な方法で駆除できるように求めていくということです。

 

生態系のバランスが一度崩れると、
仮に元のようなバランスに整えたとしても、
元に戻ったとは言えないのだそうです。
それはまた新しい生態系なのだといいます。
今では有害鳥獣とされているような動物たちも、
もとは自然のひとつであったものかもしれません。
人間だけ、ペットだけでなく、
有害とされてしまっている動物たちとも、
上手に暮らせるような方法がみつかることを願っています。

 

 

福岡 ペット火葬、ペット葬儀、ペット霊園のご依頼はペットライフサポートへ
ご依頼ください。
福岡市内(中央区・博多区・南区・早良区・城南区・西区・東区)
福岡市近郊(那珂川町・春日市・大野城市・太宰府市)
その他の福岡県内にも、ご対応致しております。

 

******
元記事:「BBCニュース」
http://www.bbc.com/japanese/43223333