ペットの遺棄問題

近年、イヌネコの殺処分ゼロを訴える自治体や、
それを達成したという自治体は増えてきました。
しかしその裏では、
動物保護団体へのしわ寄せが大きくなっていたり、
実際は殺処分ゼロを達成出来てなかったりと、
声だけが大きくなっているのが実情であり、
まだまだ大きな改善が求められている、
といった印象です。
そんな改善案の中でも、
そもそもの「保護犬保護猫を増やさない」
という運動は、早急に推し進められるべきでしょう。
なぜ彼らが減らないのかは、
捨てられる動物が未だに多いことが原因のひとつです。
これは決して日本だけの問題ではなく、
海外でも大きな問題となっているようです。

 

カナダのケベック州では、
7月1日は「Moving Day(引っ越しの日)」と呼ばれており、
毎年、何千人以上という規模で、引っ越しが行われるといいます。
しかし、引っ越し先にペットを連れて行かないという、
無責任な飼い主も多く、1000匹から2000匹ものペットたちが、
捨てられていることが社会問題となっています。
そういった状況の中で大手のホームセンターが、
動物虐待防止協会「SPCA」と共同で、
ユニークな取り組みを行っています。

 

その取り組みとは、
引っ越しに伴うペット遺棄の問題を、
多くの人に知ってもらうため、
ペットの形をしたダンボールボックスを制作したそうです。
また、ダンボールボックスを各店舗に設置し、
SPCAへの寄付を募っている他に、
ダンボールボックスを全面に押し出した、
ポスターを制作しました。
ポスターには、
「On moving day, don’t forget to pack your pet.
(Moving Dayにはペットのパッキングをお忘れなく。)」
と書かれており、
問題の周知徹底というだけでなく、
心無い飼い主たちへの訴えにも見えます。

 

飼えなくなったから、と保護団体へ、
ペットを持ち込む飼い主も、まだまだ多いといいます。
法整備が進めば、こういった問題は減るかもしれませんが、
全くのゼロになるわけではありません。
それでも辛抱強く、継続的に、
飼い主さんたちに呼びかけていけば、
殺処分ゼロだけでなく、捨て犬捨て猫ゼロという日も、
やって来るかもしれませんね。

 
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元記事:「AdGang」
https://adgang.jp/2017/07/146496.html