ペット販売の問題点

元記事には「生体販売は儲からないはず」というテーマで、
筆者さんの主張が書かれています。

 

そもそも、小売りなど販売業である限り、
在庫というものが必ず関わってきます。
悪くならない日持ちがするようなものなら、
大量に在庫を持っていても、いつか売れてしまうかもしれません。
しかし、その在庫を持っている状態は損をしている状態ともとれますので、
本当は1日に売れる分だけ仕入れるのが良いのですが、
大量に仕入れる方が安いということや、実際に売れる量には幅があるために、
いくらかの在庫は常に持っておくのが安心という点もあるでしょう。

 

そういう理屈が通用しないものの代表格が、生体販売のようです。
倉庫に締まっておくわけにもいきませんので、
常に餌をあげるコストや世話をするコストがかかります。
さらには、犬や猫であれば、売れ筋は基本的に小さい時です。
大きくなるにつれ売れづらくなりますので、
在庫として抱える意味もなくなります。
もしおのおののペットショップが、売れ残りを在庫として飼育しつづければ、
いずれ抱えきれなくなるか、飼育のコストでつぶれてしまうことでしょう。

 

そこで問題になってくるのが、
売れ残りの仔たちは一体どうなるのか?というところです。
過去には、悪質な業者は全て殺処分を依頼していたようですが、
近年の動愛法の整備で、そのような依頼は断れるようになりました。
その後、ペット業者から売れ残りの仔を「有料で引き取る」という、
業者も出てきたという話も聞きます。

 

法的にも世間体的にも、
これからはペットショップ自体が縮小傾向になるのかもしれません。
基本的には、動物は保護施設から引き取るというのは、
海外では一般的なスタイルのようです。
獣医師の不足や動物たちの権利保護など、解決すべき問題は多いですが、
少しずつでも前に進んでいけばいいなと思います。

 

 

福岡 ペット火葬、ペット葬儀、ペット霊園のご依頼はペットライフサポートへ
ご依頼ください。
福岡市内(中央区・博多区・南区・早良区・城南区・西区)
福岡市近郊(那珂川町・春日市・大野城市・太宰府市)
その他の福岡県内にも、ご対応致しております。

 

******
元記事:「ガジェット通信」
http://getnews.jp/archives/1649658