ネコの吐き癖
ネコは吐く生きもの。
ネコちゃんを飼っている人なら、誰もが悩むことです。
しかし、出来ればどうにか回数を減らすようなことは出来ないのでしょうか。
元記事では、ネコちゃんの吐き癖をどうにかしたいとの相談に答えてあります。
知り合いからネコを引き取ることになった飼い主さんは、
そのネコちゃんが吐き癖がある仔で、
元の飼い主さんからは心配無いと伝えられたものの、
やはりどうにかしてあげたいと考えて相談されたようです。
相談に答えている専門家さんによれば、
実は「ネコ=頻繁に吐く」という認識自体が間違えているのだとか。
月に1~2回も吐いてしまうのは、病気の可能性があるそうです。
吐き癖がある、とされるネコちゃんの多くは、
慢性的な胃腸炎や膵炎を患っていると、最近わかってきたのだそうで、
特に膵炎は診断が難しかったことから見過ごされてきたということです。
膵臓が炎症をおこす膵炎は、
自身が分泌する消化酵素により悪化してしまいます。
原因は、以前までは感染症とされてきましたが、
今では腸内細菌が深く関わっていることが分かってきたそうです。
ネコちゃんの膵炎は慢性で、食欲不振・嘔吐・下痢・脱水などの症状が、
良くなったり悪くなったりを繰り返すほかに、
症状がはっきりしないこともあるそうです。
そのため、ただの加齢のせいだと思い込む飼い主さんも多いのだとか。
胃腸炎から膵炎へ、ということもあるそうなので、
普段から、吐き癖、食欲のムラ、便秘が多いなどのネコちゃんは、
注意が必要なようです。
治療法は、主に食欲減退の原因となる、痛みや吐き気などの症状を
緩和させることで回復を待つ形になるようです。
とはいえ、今では血液検査で簡単に診断も出来るそうなので、
早目に動物病院へ相談する事が良いでしょう。
ネコちゃんが元気になり、掃除の手間も減って、
良い事この上ないことと思います。
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元記事:「NICHIGO PRESS」
http://nichigopress.jp/live/live_sodan/138936/