愛玩動物としてのニワトリ

ワンちゃんやネコちゃんを飼っている、
もしくは過去に飼っていらした方は多いことと思います。
しかし、鳥類となると中々みかけないものだと感じます。
子どもの頃、小学校ではニワトリ小屋があり、
掃除当番をさせられたこともありましたが、
これはペットとして、家族としてと言うよりは、
もう少し、仲間に近い感覚だったように思います。

 

過去に一度だけ、ニワトリを飼っていた時期があります。
ある日、やたらとうちの愛犬がなにかに怯えていると思って確認すると、
おそらくブロイラーであろうニワトリがいました。
近所にそういった場所もないので、車から飛び出して逃げたのでしょう。
すぐにニワトリは、愛犬の小屋に陣取り、
愛犬のご飯を独り占めするようになりました。
初めて出会う生き物に、愛犬はただただ怯えるばかりだったのです。
しかし、その力関係もすぐに逆転し、愛犬は自分の方が強いことを悟ると、
ニワトリを威嚇して追い返すようになりました。
こうして、愛犬は自分の住まいとご飯を取り返したのです。

 

ニワトリがどこから来たかも良く分かりませんし、
特に害があるわけでもなく、なによりニワトリが逃げ出さないことから、
とりあえずそのまま放置しておくことにしました。
エサはその辺りをつついたり、愛犬のおこぼれをもらっていたようで、
存外仲良く暮らしていたようでした。
しかし、その後すぐに別れは訪れます。
愛犬が珍しく小屋に入らず、なんだかそわそわとしている様子。
確認しに行くと、ニワトリが小屋の中で息を引き取っていました。
せっかく自由を得たのに、狭い庭の中で、
見知らぬ生きものと一緒に過ごした数週間、彼女は幸せだったでしょうか?

 

元記事で紹介されている雄鶏の「県鳥」くんは、
皆に愛され、大切にされているようです。
野良ネコやカラス対策として、エサやりは禁止されているようですが、
誰かが小屋を建て、ファンレターなんかも投函されているのだとか。
県鳥くんがどこからやってきたのかはわかりませんが、
地域のみなさんから愛され、幸せに暮らせるといいなと思います。

 

 

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元記事:「sippo」
https://sippolife.jp/article/2017051600002.html