ペットフードの歴史

犬猫に与えるペットフードはいつごろから広まったのか?
という、意外と知られていない歴史について、
元記事に掲載されています。

 

筆者が小さい時は、犬猫には人間のご飯の残りを与えていました。
ねこまんまなんて言葉もあるくらいですし、
汁かけ飯は、戦国時代の北条家で、既に食べられていた記録があるようです。
それくらい昔からご飯の残りなど簡単なもので、
犬猫の食事としていたのかもしれません。
江戸時代には、犬に与えるものとして
細かな指定がされている資料もあるのだとか。
ただ、やはり人間のご飯の残りでは、塩分過多ですし、
猫の場合は炭水化物を上手く消化できません。
それに味噌汁にネギ類やタマネギなどが混ざっていれば、
大変危険な食べ物となってしまいます。

 

日本でペットフードが登場するのは、戦後まで待たなければいけません。
アメリカ軍が連れていた犬用にペットフードを持ち込んだのが最初で、
その後1960年に、やっと国産のドッグフード『ビタワン』が販売されました。

 

そもそも、ペットフード自体が歴史が浅く、
イギリスの船乗りたちが保存食としてた、
ビスケットをヒントとして作られたのだそうです。
そのビスケットは、非常に硬いもので人気が無く、
敷き瓦のようだと評されたそうですが、
捨てられていたものを、野良犬たちがおいしそうに食べていたのだとか。
こうして1860年代に犬用ビスケットが販売されました。
しかし、作られたペットフードには「栄養がないのではないか?」
という思いから、ご飯の残りのほうが好まれていたのでした。
そこでそういった批判に対抗して、
当時発見されたばかりだったビタミンを添加したものが登場しました。
それから形状も今の粒状のものが開発され、
1930年頃になって缶詰タイプが発売されたのだそうです。

 

現在はペットに対しての理解が進むと同時に、
ペットフードの研究も行われており、長寿に一役かっている状態です。
2009年には、愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律
(ペットフード安全法)が施行され、ペットの健康に悪影響を及ぼす、
ペットフードの製造、輸入または販売は禁止されました。
ただこれは犬と猫のフードにのみ適用されるものですので、
他のペットたちにも、適用されることが望まれるところです。

 

 

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元記事:「AmebaNews」
http://news.ameba.jp/20160920-185/