インターネット社会への警鐘?

IoTという言葉をご存知でしょうか?
「Internet of Things」の略で、
日本語では「モノのインターネット」とも呼ばれるこの言葉は、
簡単に受け取るなら、我々の周りのアイテムが
インターネットを通じて制御できる状態、
もっと複雑に受け取るなら、アイテム同士がインターネットで繋がることで、
ネットワークを形成している状態とも言えるようです。

 

このIoTの例として、ペットへの自動餌やり機があります。
スマートフォンなどで、遠隔地から給餌することや、
スケジュールを調整しての自動給餌などが出来るのが基本機能です。
他にも、エサの残量が無くなってきたときのアラートや、
ペットの写真や動画を撮ったり、携帯やノートPCを使っての会話、
画像認識技術を使ってペットのことを見分けたりなどの機能を
もったものもあるようです。
そして、似たような製品は多く発売が計画されているのだとか。

 

しかし、先日アメリカでは、サーバーの障害が原因で、
一部の飼い主は最大で10時間ほど、
自動餌やり機にアクセス出来ない状態が続いたのだそうです。
飼い主たちには
「問題の際はご自身でペットの給餌を行っていただくようお願いいたします。」
というメールが届いたのだとか。
そもそもが、ペットに餌をあげるのが難しい状態のために、
自動餌やり機を利用するのに、これでは飼い主たちは憤慨してしまうでしょう。

 

この問題は、IoTのあり方に一石を投じるものになりそうです。
今回の様に(物理的なものも含む)サーバーの障害や、
インターネット接続の不具合、電源喪失の際の対応などは、
慎重な対策が必要になります。
考えないといけない事は他にもあり、
例えば犬猫を多種飼いしているのであれば、
一緒の餌は与えられないので、別々に管理が必要です。
同じの犬種などでも、年齢や状態によって与えるべき餌は変わってしまいます。

 

そもそも給餌を機械に頼るような状態であれば、
ペットを飼うべきではないという意見もあるでしょう。
しかし、ペットが飼い主を必要とするように、
飼い主がペットに依存してしまうのも事実です。
こういった問題をひとつずつ解決していった先に、
私達飼い主とペットの新しい関係性が見えてくるのかもしれません。

 

 

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元記事:「ReadWrite」
http://readwrite.jp/news/32801/