役職付の猫

今でこそ、動物が一日〇〇長になる、という話はめずらしくありませんが、
その元祖とも言えるのが、旧片上鉄道吉ヶ原駅で勤務していた猫
コトラ駅長だとされています。
しかし、初めて全国に知られた駅長猫は、たまではないでしょうか。

 

2007年に和歌山県貴志川線貴志駅の駅長に任命された、たま。
その人気は凄まじく、海外からも観光客が訪れるほど。
任命から1年間で、約11億円の経済効果があったといわれているそうです。
廃線寸前であった貴志川線は、たまによって救われたと言って良いでしょう。

 

残念ながらたまは、2015年6月22日夜に急性心不全で死去しました。
16歳だったそうです。
その後、たまは「名誉永久駅長」となりました。
現在では、たまに似た駅長「にたま」が活躍しているとのことです。

 

最近海外で話題になった役職付の猫と言えば、
英国の首相官邸ネズミ捕獲長であるラリーです。
キャメロン首相の辞任にあたって、その進退が注目されていました。
しかし、「ラリーが仕えているのは私ではなく官邸」だとして、
留任が決定されたようです。
しかし、ラリーは一度ネズミ捕獲長を更迭されています。
現在の地位にあぐらをかいて、ネズミを捕獲していなかったのが原因だそうです。
1年ほどで現在の地位に返り咲くのですが、
その間は英国財務大臣の猫フレイヤがネズミ捕獲長を務めていました。
そのフレイヤは元野良のためか、脱走癖があり、
交通事故で怪我をしてしまった為、1年ほどで退任ということになったのです。
この首相官邸で猫を雇う歴史は長く、
なんと1500年代初期から、その習慣はあったのだそうです。
公式に首相官邸ネズミ捕獲長の肩書が付けられたのは1924年、
トレジャリー・ビルという猫が初代です。
また最長の任期は、ウィルバーフォースで18年も勤めあげてます。

 

米国テキサス州では、図書館猫のブラウザーの進退を巡って、
市議会が紛糾したこともあります。
役職付の猫は今後も注目を集めることになりそうですね。

 

 

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元記事:「sippo」
http://sippolife.jp/article/2016072100004.html