お寺ではペットと納骨してもらえない？
飼い主さんであれば、ペットのことは家族同然に愛していることと思います。
しかし、中には特別と感じるほど強い絆で結ばれている飼い主さんと、
ペットちゃんがいること事実だとも思います。
一緒に暮らしてきた彼らの片方が、天寿を全うした時に、
もう片方もまた、後を追うように亡くなるという話も少なくないです。
もちろん人間同士でも起こり得ることで、
それくらい人生のパートナーを失った時の力の落ちかたは大きいのだと思います。
もし、我々がそうなった時、ご先祖様と、愛するペットと、そして家族と、
みんな一緒に供養してもらいたいというのは、自然な考えかと思います。
しかし、一般的には、犬や猫たちは”畜生”であると考えられているため、
人間と一緒に納骨することを拒むお寺様が多いようです。
また、ペットなど動物を嫌っている檀家さんもいらっしゃいます。
そういった点に配慮して、
本来ほとんどのお寺では人間だけを供養してきましたが、
それでも最近は、子供の数よりペットたちの数の方が多い、
と言われる世の中であり、ペットの納骨を受け入れるお寺様も出てきたようです。
中にはペットのお骨も良いですよと喧伝はしないものの、相談された時に、
こっそり一緒に納骨してくれる住職さんもいらっしゃるようですね。
現在では、ペットと一緒に入れる墓地や納骨堂も増えてきました。
死後、ペットと一緒に供養して欲しいという事で、
他のお寺に移る檀家さんもいらっしゃるのだそうです。
自分の家の敷地内に弔う飼い主さんもいらっしゃいます。
この辺りの事情は、今後ペットたちに対する法律の改正と共に、
大きく変わっていくのではないかと感じています。
これから先も、我々がペット火葬を通じて、
供養のお手伝いをさせて頂く事が、亡くなった後も続く、
飼い主さんたちとペットちゃんたちとの、
絆を守っていくことに繋がれば良いなと思います。
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元記事：「Yahoo!ニュース」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170615-00000039-sasahi-life
