遊びで愛犬に負けたらダメ?

近年では、我々飼い主がペットを飼う上で、様々な知識が共有されています。
特にしつけに関しては、昔から伝えられているものも多いですね。
その中で「愛犬との遊びは負けてはいけない」
というものがある事をご存知でしょうか?
これはコヨーテやオオカミなどの動物では、
遊びが群れの中でのステータスに影響することがわかっており、
ワンちゃんにも同じことが言えるのではないか?という考え方から来ています。

 

実はこれが本当にワンちゃんたちにも当てはまるのかは、
しっかりした研究は行われておらず、都市伝説に過ぎなかったそうなのです。
そこで2002年にイギリスでは、14頭のゴールデンレトリバーを対象として、
遊びと序列についての研究調査が行われました。
その結果、コマンドを聞く集中力や、遊びのおねだりは変化したものの、
少なくとも成犬のゴールデンレトリバーには、
遊びの勝ち負けが序列に影響するという説は当てはまらなかったそうです。

 

そもそも動物行動学によると、犬は遊びの中で
4つのフェアプレーを大切にしているそうです。
まず、遊びのシグナルを出し「本気ではないよ」と相手に伝えること。
遊びを装うことで、相手を支配したり騙したりしないこと。
そして、相手を傷つけたりせず、攻守は交代すること。
もし痛くしてしまったら謝り、遊びを中断して、仲直りすること。
つまりワンちゃんは、明確に遊びであることを理解しているようです。

 

その他に、ワンちゃんは犬同士とではなく、
人間と遊びたいという欲求も持っていることが確認されています。
ワンちゃんにとって遊びとは、
人間とのコミュニケーション手段の一つのようです。
愛犬と遊んであげるときは、こちらも遊びであることを認識し、
たっぷりと遊んであげましょう。
その際は、たまに負けてあげるのも、
愛犬を喜ばせることになるかもしれませんね。

 
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元記事:「わんちゃんホンポ」
https://wanchan.jp/osusume/detail/4879