肥満と脂肪

まだまだ夏真っ盛りです。
こう暑いと、プールや海にでも行きたくなりますが、
筆者の田舎では、お盆を過ぎたら海に入ってはいけない
という風習と言うか決まりがあります。
これは要するに、お盆過ぎの時期からクラゲが出てくるので、
海に入ると危険だよ、ということでもあります。
ただ現在ではそれを律儀に守っている人も少ないと思われます。
お盆でもお構いなしに海で泳ぐ人々。
筆者も入りたいところですが、
こうだらしない体では中々踏ん切りがつかないものです。

 

夏だから自然に痩せそうなものですが、
実際は冷房の効いた部屋での作業が多いのです。
そしてそれはペットたちにも言えることで、
暑い季節を、涼しい部屋でゴロゴロしていることでしょう。
そんな運動不足なペットたちも、
いつの間にかふくよかな体つきになっているかもしれません。

 

肥満=脂肪というイメージがあり、
今でこそ炭水化物ダイエットや糖質制限ダイエットなんかもありますが、
脂肪をとると太る!という考え方は捨てきれません。
しかし、脂肪というのは体内で大切な働きをするもので、
過度な摂取制限は、人にもペットにも良くないのだそうです。
中でも、植物油や魚油などに多く含まれる脂肪酸は、
生きるために必要なさまざまな働きに関わっています。
有名なものを挙げると、魚油に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)や、
DHA(ドコサヘキサエン酸)などがあります。

 

そんな重要な栄養素の一つである脂肪酸なのですが、
空気に触れたり、直射日光などで酸化が進んでしまうのだそうです。
栄養素が劣化するほか、酸化臭がして食べ物自体の味が落ちてしまいます。
これはペットフードも同じことですので、
餌の食いつきが悪くなる原因の一つとも言えるでしょう。

 

今年の夏は間に合いませんでしたが、まだ来年があります。
ペットと一緒に適度に運動をして、今からでも健康な体を作るのもいいですね。
その際は、しっかり食事をして、栄養と水分を補給する事もお忘れなく。

 

 

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元記事:「産経ニュース」
http://www.sankei.com/life/news/160715/lif1607150018-n1.html