どうやって保護猫を選ぶ?

家族を亡くしたり、捨てられたりしたネコちゃんを、
保護施設で引き取って新しい家族を探す・・・という話は、
アメリカやヨーロッパ各国でもよくある話のようですが、
最近ではとある問題が起きているようです。

 

今の保護施設では、会いに行って気に入った仔がいたら
そのまま連れて帰れる、という訳にはいきません。
新しい家族が飼育できる環境にあるのかをチェックされ、
飼い主としてふさわしいのかを確かめられます。
また、引き取る時は有料であることも多いようです。
しばらくは数週間おきにネコちゃんの状態を確認されて、
写真などを郵送する必要があったりすることもあるようですね。
それでも責任を持ってネコちゃんを引き取る人がいることは、
たいへんありがたいことと思います。
しかし、イギリスでは保護されたネコちゃんのなかで、
黒猫は引き取り手が見つからないことが多いようなのです。

 

これは黒猫が縁起が良くないという迷信に由来するのではないか、
という憶測があったのですが、
もうひとつ気になる理由があるようです。
それはなんと、インスタグラムなどでのSNSに投稿する写真が、
黒猫の場合あまり映えないから、という
とても人間本位な理由からなのではないか、と考えられています。
動物好きの間ではイヌネコ問わず、
かわいいペットを自慢しあったりもしますが、
その時に少しでも写真映えする仔を選ぼうという人が増えたのではないか、
と考えられているようですね。

 

その理由が本当のことであっても、保護猫を迎える飼い主さんにも、
自分の納得がいく仔を選ぶ権利はあると思います。
どんなネコちゃんを選んだとしても、
選ばれなかった仔は必ずいるのですから、
飼い主さんを責めるのは少し違う気もします。
ただ自己顕示欲のためだけにペットを引き取るというのは、
ペットたちの今後が心配になってしまうものですし、
黒猫たちが残されてしまうのも、とても寂しい話です。

 

自分のネコを自慢したくて、日頃から十分愛情を注ぐ、
ということももしかしたらありえますし、
他の人やペットとの交流を深めるうちに、
飼い主としての本当の愛情が芽生えるということもあるかもしれません。
気に入った仔や気が合いそうな仔を選ぶというのは大切だと思いますが、
迷信や周りの評判などは気にせずに、
自分の直感を信じて選んでみるのも良いかと思います。
そして、黒猫ちゃんたちも多くの家族に迎えられるようになるといいですね。

 

 

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元記事:「ニューズウィーク」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/01/post-9425.php