ネコのカラダ

昔の記事になりますが、朝日新聞に「意外と高機能な猫のカラダ」と
ネコちゃんについての特集が掲載されていました。

 

ネコちゃんはそもそもは、
中東の砂漠に住んでいた「リビアヤマネコ」が、
古代エジプトで、倉庫のネズミ獲りのために飼われ始めた、
と言われています。
もともと、狩りをして暮らしていたため、
耳も良く、鼻も利くのですが、
意外と視力はそんなに良くないのだそうです。
人間で言えば0.2~0.3ということなので、
遠くまではしっかり見えないのでしょう。
ただ、瞳孔を大きく開けるので、夜目は利きます。
自宅の近くでは、夜中になると美ネコちゃんが座り込んで、
道路の向こうを見つめているのですが、
これは遠くまでを見張っているのではなく、
ただ眺めているだけなのでしょうか。

 

また、ネコちゃんは我々と比べて腸の長さが短く、
完全に肉食の消化機能を持っています。
とある、ネコちゃんの味の好みを調べた論文によると、
羊が一番好きで、牛、馬、豚、鳥と続き、
最後は魚だったそうです。
ネコ=猟師町に住むというイメージもありますし、
実際は筆者の実家の方の町は、非常にネコが多いです。
これにも原因があり、そもそも船の積み荷を守るために、
ネコを乗せて航海する船も多かったのだそうです。
そのため、港町ではネコが多いのですね。
そうやって日本に連れてこられたと言われるネコちゃんたちは、
文献などをネズミたちから守っていたと言われています。

 

今でも船に乗るネコちゃんがSNSで人気ですが、
ワンちゃんと比べて、役割が少なかったネコちゃんたちは、
品種改良も進められることが無く、
種類は多くても80種と言われ、
ワンちゃんたちの3分の1しかいません。

 

最近では、ネコちゃんたちに、
害虫・害獣の駆除を願って飼い始めることは少ないのではないでしょうか。
そんな毛むくじゃらで愛らしい彼らですが、
体の部位ひとつひとつが、ハンターであったことの証です。
たまにはネコジャラシなんかで、たっぷり遊んであげることも必要でしょう。

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元記事:「朝日新聞」