ペットの終活ノート

昔から、ペットの事を家族同然とかわいがる人は、
大勢いたのだと思います。
昔話で語られるようなワンちゃんは、皆飼い主さんたちに大いに可愛がられ、
賢かったり、忠犬っぷりを発揮したりと、
与えられた愛情をしっかり受け取り、
それ以上もお返ししようと、非常に健気です。
とはいえ、最近はペットたちをかわいがる人たちが、
より増えてきたように思われます。
その背景にはペットブームと、
それに便乗したペット業界の闇や無責任な飼い主たちの仕打ち、
さらにはそれを受けての、動物愛護の法律の改正が関係しています。
2013年の動物愛護管理法の改正では、
飼い主たちがペットたちを最後まで責任をもって飼うことが
義務付けられました。
本当にペットたちを愛している飼い主さんたちには、
法があろうがなかろうが関係ないと思われるでしょうけれど、
こうして明確に義務付けられたことは、
ペットたちにとっては非常に大きなことなのです。

 

その一方で、ペットたちに対する理解が深まってきたことも
理由の1つでしょう。
理解とは、正しい飼い方、しつけであったりします。
獣医療に関しても同じことです。
飼い主さんと獣医さんたちが、より深い知識を持つようになり、
ペットたちはしだいに長生きになってきました。
ワンちゃんネコちゃんも、
長ければ20年弱も一緒に暮らせるようになったことで、
本当の意味で、一緒にいることがあたりまえの家族なのだと感じます。

 

ただその反面、問題としてあげられるのが、
高齢者が高齢のペットの世話をするケースが増えてきたことです。
調査によると、60歳代から70歳代の飼い主さんの3割ほどが、
ペットを飼っていらっしゃるとのことですが、
その4分の1が高齢犬だというデータもあります。
飼い主さんが、突然の入院や施設への入居などで、行き場を無くす仔も多く、
東京都の動物愛護相談センターでは、
保護される犬猫の、じつに4割が飼い主の死や入院が原因だということです。
まだ若くても事故や病気は突然のことですので、
一人暮らしの飼い主さんたちにとっては、他人ごとではないでしょう。

 

そのため、万が一のことに備え、
人間と同じ様に、ペットのための終活ノートの作成が推奨されています。
ペットに関する事細かな情報や、遺言なども一緒に残しておくことで、
万が一の際には、ペットを引き取ってくれる方々に情報が共有でき、
ペットたちが快適に暮らせるように手助け出来るのです。
かかりつけのお医者さんや、与えるべき食事や薬、
逆に与えてはいけないようなアレルギー食品など。
苦手なことや怖がることなど、飼い主しか知りえない情報は、
積極的に共有できるようにしておくべきでしょう。

 

とはいえ、願わくば最期まで、しっかりと見送ってあげたいところです。
我々も健康的に、安全に暮らすようにしたいですね。

 

 

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元記事:「BIGLOBEニュース」
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0220/joj_170220_2687717655.html