愛犬の介護生活

熊本県の徳田竜之介医院長が、獣医の目線で綴るコラムでは、
事故で下半身マヒになってしまったハスキーの桃子のことが書かれています。

 

事故の際、飼い主さんには介護が必要になる事、
時間もお金も大変にかかる事、を説明され、
安楽死も視野に入れた話をされたのだそうです。
それでも、飼い主さんは即決で治療を望みました。

 

それからの飼い主さんたちは、
むしろ楽しそうに見えるほど、桃子に愛情を注いでいたと言います。
桃子用の車椅子も作り、散歩する姿は地元でも有名だったそうです。

 

その後、急な体調不良から桃子は息を引き取り、
彼女と飼い主さんの6年の介護生活は終わりました。
幸せに見える生活の裏で、どれほどの苦労があったのでしょう。
あるいは本当に、介護生活が苦ではない程、
愛情を注がれていたのかもしれません。

 

ペットを飼うのは難しいなと、愛情を上手く伝えるのは難しいなと、
いろいろなエピソードを知るたびに思います。
この桃子と飼い主さんのような話なら尚更です。
ただその陰には、ペットたちの
愛されたい、愛されようという気持ちも、あるのだと思います。
与えたり貰ったりと、想いが一方通行にならないよう
バランスをとるのは、やはり難しいものですね。

 

 

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元記事:「西日本新聞」
http://www.nishinippon.co.jp/feature/life_topics/article/276593