フランダースの犬の犬種

筆者の子どもの頃は、いろんなアニメが放送されていました。
まだまだ、教育的な意味の子供向けアニメも多く、
日本昔話なんかや名作劇場といったものもありました。
どれも印象深いエピソードがあるのですが、
今回はフランダースの犬のお話です。
完全に余談ですが、筆者はフランダースの犬の曲を思い出そうとすると、
なぜかアルプスの少女ハイジが出てきます。

 

まずフランダースの犬とは、イギリス人作家のウィーダによる児童文学です。
ウィーダとはペンネームで、本名はルイーズなのだとか。
子どもの頃、自身の名前を上手く発音出来ず、
ウィーダと呼んでいたからだそうです。
本作では、ベルギー北部のフランドル地方を舞台として
美術と貧困や家柄の格差が描かれています。

 

有名な作品ですので、ストーリーは省きますが、
この作品はなんと明治期に日本で翻訳されたのだそうで、
その当時は翻訳家さんの判断で、
登場人物たちの名前は日本名にされていたそうです。
ちなみに主人公ネロは清(きよし)で、
愛犬パトラッシュは斑(ぶち)だったようです。
清は、当時流行していた男の子の名前だったそうですが、
斑はどうだったのでしょう。

 

タイトルにもなっているフランダースの犬とは、パトラッシュのことで、
彼は虐待を受けているところを、ネロに助けられたのでした。
身体が大きくとも、気は優しいパトラッシュですが、
筆者は、いままでパトラッシュはセントバーナード犬であると思っていました。
ただ耳が立っているという特徴や、当時の制作者の証言から察するに、
実際は、和犬とセントバーナードをベースとした、
オリジナルの犬種として描かれているようです。

 

では、原作でのパトラッシュは何犬だったのでしょうか?
これは実在する「ブービエ・デ・フランダース」という犬種なのだそうです。
写真を見てみましたが、毛むくじゃらでプードルに似ている印象ですね。
フランドル地方で飼育されていた牧畜犬だったそうですが、
一時期は戦争により、絶滅の危機に瀕していたのだそうです。
ただ、農夫に飼われていたという歴史のせいか、
純血種という概念が薄かったようです。
写真をみるに、かなり見た目に幅があるのはそのせいかもしれませんね。

 

今でも児童文学や小説などに、様々な動物が登場し、
主役や準主役といった感じの役をこなしていることも多いです。
彼らの生まれや育ち、種類、性格などを考えたりするのも、
面白いかもしれませんね。

 

 

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元記事:「わんちゃんホンポ」
https://wanchan.jp/osusume/detail/4397