ものを隠す犬

今でこそ犬は室内犬、というイメージが定着しつつありますが、
やはり一昔前となると、外の犬小屋で生活している
という認識が一般的だったのではないでしょうか。
彼らにとって良いか悪いかは別として、
土の地面は魅力的なものだったのかもしれません。
土遊びが好きでひたすら掘ってしまうという犬もおり、
地中にお気に入りのアイテムを隠してしまう犬もいます。
そして、室内飼いの犬でも、
こういった”隠す”という行動をとる犬もいるようです。
なぜ、このような行動をとるのかというと、
他の動物たちに盗られるのを防ぐためであり、
野生動物だったころの習性とも言えるのですが、
実は問題行動の一つでもあるようです。

 

愛犬が飼い主に対して、ごはんやおやつを隠すのは、
同じ立場の犬から隠しているのと同じ行為なのだそうです。
つまり、上下関係、主従関係がはっきりしていない事の現れのようです。
この場合、愛犬を叱ったりせず、ごはんの量を減らし適量にして、
食べなくなったら取り上げてしまうことも大切なようです。
また、ごはんを持ってどこかへ行こうとしたときに、
犬が好きなおもちゃで気を引いてみることも良いようです。
飼い主の元へ来て、隠そうとしたごはん取ったらたくさん褒めてあげて、
隠すものを持っていくと褒めてもらえると学習させるのだそうです。

 

また、飼い主の使っているもの、たとえばスリッパなどを隠す犬もいます。
これは飼い主のことが好きで、
「いつも臭いをかいでいたい」「かまってもらいたい」
という願望の表れなのだそうです。
適切なコミュニケーションが出来ているか、振り返ってみる必要があります。

 

隠すところは見た事あるけれど、取り出してくる様子は見たことが無い・・・。
という、飼い主さんもいらっしゃるでしょう。
犬は大抵隠す事に満足して、取り出すことは忘れてしまうようです。
宝ものを隠す様子は非常に愛らしいのですが、
ごはんやおやつをそこらじゅうに隠されるのは問題です。
心を鬼にして、しっかり躾けていきたいですね。

 

 

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元記事:「わんちゃんホンポ」
https://wanchan.jp/osusume/detail/4259