8週齢規制条例
「sippo」
http://sippolife.jp/article/2016020100006.html
幼い子犬や子猫の適切な社会化を促すため、
札幌市は、生後8週間までは親と子を一緒に飼育することを
飼い主の努力義務と定める方針を固めたそうです。
「8週間」と明記して規定する、
いわゆる「8週齢規制」の条例化は全国初とみられるとのこと。
条例案は「動物の福祉の向上」を目的に掲げ、犬と猫の飼い主に対して
「生後8週間は、親子を共に飼養するよう努めること」を義務付けるもので、
すべての犬猫の飼い主に適用され、
繁殖業者やペットショップも例外ではないそうです。
・幼すぎる子犬、子猫を産まれた環境から引き離すと適切な社会化がなされず、
問題行動を起こしやすくなる。
・生後40日過ぎくらいから母親からの移行抗体が減り始め、
免疫力が低下するとされる。
上記のような理由から、米、英、フランス、ドイツなど欧米先進国の多くでは、
8週齢(生後56~62日)まで、
子犬や子猫(国によっては子犬のみ)を生まれた環境から
引き離すことなどを禁じる「8週齢規制」を法令で定めているとのことです。
しかし日本では、2013年9月に施行された改正動物愛護法には、
「出生後56日を経過しないものについて、販売のため又(また)は
販売の用に供するために引渡し又は展示をしてはならない」
という条項が新設されたものの、
これに動物取扱業者らが作る業界団体や一部国会議員が強く反対した結果、
付則がつけられ、本則にある「56日」が
16年8月までは「45日」、
それ以降は「別に法律に定める日」まで「49日」と
読み替えられてしまったそうです。
東京都や大阪府では、
国に先んじて条例による「56日(8週)齢規制」の
実現を目指しているものの、うまく進んでいないようです。
今回の札幌市の条例化が引き金となり、
法律の改正が進むと良いですね。
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