ネコちゃんの気持ちを知る
ネコちゃんは、ワンちゃんと比べるとクールに見えます。
それはワンちゃんのように、様々な表情をみせないからでしょう。
しかし、実のところ表情をみせないのではなく、
みせることが出来ないというのが理由のようです。
ネコちゃんは私たちやワンちゃんなどと違って、
顔の表情筋と呼ばれる筋肉の数や量が少ないのです。
これは元々ネコちゃんたちが、単独で生活する動物であったために、
人間たちのようにコミュニケーションを
必要としなかったためと考えられています。
そこでネコちゃんの気持ちを知るうえで大切な部位として、
耳があげられます。
耳をぴんと立てている時は、好奇心旺盛な様子です。
彼らは耳から情報を仕入れることが多いので、
集中しているのでしょう。
また、ご飯をおねだりする時などもこの耳を見せます。
似ているようで違うのが、
ぴんと立てた耳を左右別々に動かしている状態です。
これはあちこちに耳を向けてより警戒しているところです。
ネコちゃんが耳を横に寝せているのは、リラックスしている時の様子です。
眠っている時などは、この状態のことが多いようですね。
似ているけれどまったく違う状態として、イカ耳が挙げられます。
外側にぴんと向けた耳が、イカの耳に似ていることから、
この名で呼ばれています。
イカ耳の時は、怖がったり怒ったりしている状態です。
リラックスしている時とは違うので、注意しましょう。
何かに失敗した時や、毛づくろい中に顔に力が入った時なども、
一瞬イカ耳になったりするようですね。
耳を後ろに伏せながら、先っぽは上をむけるような状態は、
とても怒っている状態です。
ケンカを始める一歩前だったりするので、
大きな音をたてるなどして、気を散らしてあげるのがいいでしょう。
ネコちゃんによっては、いつも怖い顔をしている仔もいますので、
なかなか感情が読み取りづらいものです。
耳を見る様にすれば、きっと少しは彼らの気持ちも読み取れるでしょう。
なるべくネコちゃんの気持ちに気づいてあげて、
コミュニケーションを大切にしてあげたいところですね。
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元記事：「ねこちゃんホンポ」
https://nekochan.jp/cat/article/7326
