ペットもつらい!!

本日は四国新聞社に掲載されたニュースをお伝えします。

ポリ塩化ビフェニール(PCB)などの有害化学物質による野生生物や人体の汚染が指摘されて久しいが、有害物質の影響を受けているのは野生生物だけではない。われわれの近くで暮らしているペットの犬や猫の体内にも高濃度の有害物質が蓄積していることが少なくないという。

数年前からペットの化学物質汚染を調べている北海道大と愛媛大の研究グループは、パソコンやカーテンなどを燃えにくくするために加えられる臭素系難燃剤やPCBなどの有害物質が高濃度で検出されたことを報告している。

中でも猫はこれらの有害物質を体外に排せつする能力が低いので高濃度になりやすい。難燃剤などの有害物質は家庭のほこりの中に含まれることも多いので、体をなめて毛繕いをする猫の習性も災いしているようだ。

犬と猫のペットフードに関する「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律」(ペットフード安全法)が2009年に施行された。だが、これだけではペットの健康を守るには不十分である。家族のようにかわいがりながら、健康を害するような環境にペットを置き続けることがないようにしてやることは飼い主の責任だ。

健康への懸念が高い有害物質を含んだ製品を避けること、こまめに掃除をしてほこりが家の中にたまらないようにすることなどが必要だろう。もちろん、それはペットのためだけではない。ペットが安全に暮らせる環境は、人間にとってもいいものなのだから。

難燃剤(なんねんざい、英語 : flame retardant)とは、プラスチックゴム繊維木材などの可燃性の素材に添加してそれらを燃えにくくし、あるいは炎が広がらないようにする薬剤。主にハロゲン化合物が用いられる。

PCBはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、ポリ塩化ビフェニル化合物の総称であり、その分子に保有する塩素の数やその位置の違いにより理論的に209種類の異性体が存在し、なかでも、コプラナーPCB(コプラナーとは、共平面状構造の意味)と呼ばれるものは毒性が極めて強くダイオキシン類として総称されるものの一つとされています。 一方、溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されました。

普段、このようなことは全く知らずにペットと過ごしていると思います。                 大切なペットと末永く暮らしていくためにも知っておきたい情報ですね。

 

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