借りてきた猫

「借りてきた猫」という言葉があります。
家族といる時はやんちゃで手のかかるネコちゃんでも、
来客があった時やお出かけした時は、
別猫のように大人しくなるということは、よく聞きます。
このように、環境が変わると大人しくなるネコの様子をみて、
「借りてきた猫」という言葉が生まれたのでしょう。

 

この言葉には、ちゃんとした語源があるようです。
昔、日本がまだ飛鳥時代・奈良時代の頃、
中国との貿易で、色々なものを取引していました。
その中には書物、特に仏教の経典など、
大切なものもたくさんありました。
そういった貿易品や、船旅の食料などを、ネズミなどの害獣から守るために、
船にネコを乗せるということは昔からあったことなのだそうです。
日本への船にも、ネコちゃんは乗っており、
そのまま日本で暮らしながら、害獣退治に役立てられていました。

 

しかし、当時はネコちゃんは繁殖が難しかったようで、
ネコちゃんは貴重な生き物だったそうです。
ですので、害獣駆除のために、
どこからかネコちゃんを借りてくる、ということが行われました。
ですが連れてこられたネコちゃんは、
全く仕事をする気配がなく大人しい様子で、働かなかったようです。
これが借りてきた猫の語源と言われています。

 

ネコちゃんはその後、江戸時代には繁殖が進み、
今でこそ日本全国で見ることが出来るようになりました。
逆に増えすぎたこと、増やしすぎたことも問題になる程です。
用心深くて、家族の前だけではふてぶてしいネコちゃんたちですが、
そこはこのままでも十分可愛いなと感じます。

 

 

福岡 ペット火葬、ペット葬儀、ペット霊園のご依頼はペットライフサポートへ
ご依頼ください。
福岡市内(中央区・博多区・南区・早良区・城南区・西区・東区)
福岡市近郊(那珂川町・春日市・大野城市・太宰府市)
その他の福岡県内にも、ご対応致しております。

 

******
元記事:「ねこちゃんホンポ」
https://nekochan.jp/cat/article/4463