カラーをいやがるネコちゃん
エリザベスカラーとは、
ワンちゃんやネコちゃんが怪我や手術のあとに、首の周りにつけるもので、
彼らが傷口を舐めたりしないように防ぐ意味があります。
先日見かけたワンちゃんは、顔のあたりの皮膚が弱っているようで、
それを掻いたりしないようにという意味合いでつけていたようです。
しかし、我々が善意でつけさせているエリザベスカラーは、
ワンちゃんネコちゃんたちには不評な事が多いです。
なんとかはずそうともがいてみたり、
カラーのふちを噛んでボロボロにしてみたりと、
彼らは様々な方法で、飼い主さんへ抗議します。
そういう姿を見せられると胸が苦しくなりますが、
ペットたちの健康には代えられないでしょう。
海外での出来事です。
飼い主さんは、多くの方がそうする様に、
愛猫の去勢手術を行い、そして傷口を舐めないように、
彼にエリザベスカラーを装着させました。
そして愛猫も、ペットたちの多くがそうする様に、
カラーを外そうともがいていたのでした。
その様子に耐えかねた飼い主さんは、
なんとコピー用紙とホッチキスで、自分用のエリザベスカラーを作ったのです。
つまり、愛猫に同じ姿を見せることで、
「一緒に頑張ろう」と元気づけるつもりでした。
飼い主の姿に驚いたのか、おかしかったのか、
それとも彼への思いが通じたのか、
なんとネコちゃんはそれ以降、カラーを嫌がることを止めたのだそうです。
ネコちゃんは視覚を大切にするいきものだと感じます。
言葉をかけるだけでなく、自分も一緒に、という気持ちを、
姿でみせてあげた飼い主さんの愛情は、
きっとネコちゃんに届いていたに違いありません。
愛猫が何かを嫌がっている時は、
一緒に同じことをしてあげるといいかもしれませんね。
もちろん、ネコちゃんにもよると思いますが。
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元記事:「BIGLOBEニュース」
https://news.biglobe.ne.jp/animal/1109/kpa_171109_7441099775.html