地域猫活動への取り組み方

ペット、特にネコちゃんの保護活動の他にも、
地域猫活動という取り組みがあることは知られています。
なかでも
「Trap Neuter Return(トラップ・ニューター・リターン)」の略である
「TNR活動」と呼ばれる取り組みがあり、
飼い主のいない猫を捕獲して不妊手術を行い、
また元の場所に戻すことが行われています。
その際は、耳に切り込みを入れ、さくらの花びらの様な形にすることから、
「さくらねこ」などとも呼ばれていますね。
こうして不妊のネコちゃんを増やすことは、一見残酷な気もしますが、
子猫が増えれば殺処分されてしまう命も増えてしまいます。
殺処分ゼロを目指すにあたって、大元を抑えることは、何より重要です。
元記事では、飼い主のいない猫の不妊手術を専門としている病院で働く、
看護師さんたちの話が掲載されています。

 

話のなかでは、地域猫に対して嫌悪感を持ち、トラブルになるケースの多くが、
元々、当人たちの間で、なんらかの不満を持っていることが多く、
地域猫はただの引き金に過ぎないことが書かれています。
たしかに、口実があればクレームをつけるチャンスであると、
攻撃的になる人もいるかもしれませんね。
ネコちゃんが好きであっても、
自分の家の庭などに排せつされるのは、ちょっと困ってしまいます。
そういったことでも、ちゃんと真摯に対応すれば、
理解がいただけることも多いそうです。
それとは別に、排せつなどの問題は、トイレ砂を設置するなどして
対処することが勧められていますし、
エサやりをする場合は、放置していくのではなく、
食べる量だけを与え、食べ残しをさせないことが提案されています。

 

筆者の近所にも、野良なのか半野良なのか分からない猫たちが暮らしています。
その隣に敷地を持つ会社には、エサやり禁止の張り紙もしてあり、
今までにも様々なトラブルがあったことが伺えます。
地域猫活動に関わる人たちの中にも、いろんな思惑があることでしょう。
しっかりとしたビジョンを持ち、
正しいルールとマナーで取り組まなければ、
人も猫も社会も、ただ不幸になってしまうように思います。

 

 

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元記事:「サイゾーウーマン」
http://www.cyzowoman.com/2017/01/post_123945.html