アメリカのペット共同埋葬事情

アメリカでは、人間とペットの共同埋葬は認められていないそうですが、
ニューヨーク州では現在、ペットとの共同埋葬を認める
条例案が提出されているようです。

 

しかしそこには行政の立場から考えての問題が、
多く残されているようですね。
手続上の問題として、家で飼われていたペットでないといけないことや、
火葬をしないといけないことなどが挙げられています。
また、倫理上の問題として、
家族のうち複数が同じペットとの埋葬を望むのであれば、
ペットは誰と一緒に埋葬されるべきかということも問題視されています。

 

さらには墓参りの際、一緒に埋葬されているペットの名前を見て、
「ペットの嫌な思い出」を思い出すことになったり、
逆にペットへの墓参りであったのに、
家族の名前を見て、これまた嫌な気持ちになったりと、
共同埋葬ゆえの問題も挙げられているほか、
ペットの視点で見たときに、本当にその人と一緒に埋葬されたいのか?
ペットの意思はどうなるの?という踏み込んだ問題まで取り上げられています。
動物の権利擁護運動からの反発が考えられるからだそうです。
我々日本人からすれば、こういった些細ともとれることを、
常に想定しないといけないことが、なんともアメリカ的な話だとは思います。

 

余談ですが、アメリカでペットの埋葬といえば、
スティーヴン・キング原作のホラー映画「ペットセメタリー」を思い出します。
さらに余談ですが、その映画の原題は「PetSematary」なのですが、
「Cemetery(墓地)」のスペルミスです。
作中に登場するペット墓地には、子供の手書きの看板が取り付けられており、
そのスペルが「Sematary」と書き間違えてあることから
原題として使用されているのだそうです。

 

共同埋葬の形は、日本でもまだまだ問題視されているようですが、
一部の寺院や墓地などでは、理解がえられているようです。
家族一緒に安置されるということがほとんどでしょうから、
誰と一緒に埋葬されるかを揉める必要もないでしょう。

 

 

福岡 ペット火葬、ペット葬儀、ペット霊園のご依頼はペットライフサポートへ
ご依頼ください。

 

******
元記事:「WSJ」
http://jp.wsj.com/articles/SB11897586888049333566304582139942991873750