サビ猫の思い出

筆者が子供の頃暮らしていた家では、半野良のネコたちを飼っていました。
3匹いたのですが、どこかへ行ってしまったのか次第に見かけなくなり、
最後は一番細身のメス猫が残りました。
大人になった今でこそ、サビ柄の魅力も分かるのですが、
老猫のようにも見え、尻尾もカギ尻尾なこともあり、
見た目が悪い仔だったのを覚えています。
その上、半野良ということもあり、あまり愛嬌もない仔でしたので、
エサをもらうために、ただ出入りしているだけ、と言ってもいい仔でした。

 

サビ猫という呼び名がメジャーになっているものの、
雑巾猫などという呼び方もあったといいます。
しかし、海外ではサビという呼び方ではなく、
べっ甲という呼び方なのだそうです。
性格も忠誠心がある仔が多いのだとか。

 

そういえば、実家が建て替えられる時も、
取り壊される家を、そのサビの仔はじっと見守っていたようです。
ネコは家につくと言いますが、
見た目よりずっと、私達の家の事を気に入ってくれていたのかもしれません。
茶色が濃い毛並みも短く切れたカギ尻尾も、
今思い返すと、その仔の個性であり、愛すべき特徴だったのだなと感じます。

 

ペットたちも生き物です。
どの仔も見た目や性格など、それぞれで違いがあります。
その仔らの特徴を把握したうえで、しっかり愛情を注いであげるのも、
飼い主として大切な務めなのではないでしょうか。

 

 
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元記事:「大阪日日新聞」
http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/zakki/180814/20180814045.html