ペットと一緒に入れるお墓がドイツにできたようです。

2015年6月、ドイツのコブレンツ近郊ブラウバッハとエッセンという都市において、ドイツ初のあるお墓がお披露目されました。それは飼い主とペットが一緒に入れるお墓「Unser Hafen(私たちの安息の地)」です。

自分のペットと一緒に眠りたい

きっかけは、家族経営の葬儀屋の提案によるもの。時代に合った新しい葬儀の形を模索していた際、このようなアイディアに行きついたといいます。さらに大事なパートナーとして犬や猫を選ぶシングル人口や高齢者たちの増加によるトレンドもあいまって、ドイツ葬儀組合がその声に反応した形で叶いました。

じつはペットと同じお墓に入りたいと願う声はずっと昔からあったよう。ドイツ誌BZによると、なんと多くの人は誰もいなくなったころを見計らって、こっそりと墓地に侵入。亡くなったペットの遺灰を飼い主のお墓にばらまくということをやっていたとか。

ペットを愛する人たちからは喜びの声が

ドイツでは、動物と人間の葬儀・火葬が同時に行うことを法律上禁止しているため、飼い主とペットの葬儀は別々なります。しかしこの葬儀屋の持つネットワークにより、一緒に納骨できるように手配する火葬業者も増えてきたそうで、多くの人がペットとの埋葬に前向きなようです。

日本では現在、どのようになっているのでしょうか?

実際には「ペットと一緒に入るお墓」も売り出されており。人気なようです。でも霊園側も気遣って、一般的に霊園の端のほうにその区域を設けています。一方で「ペットと一緒」を願う人もいれば、他方で嫌がる人もいるからです。

 人間以外の動物のお墓については法律的には規定がありません。しかし近年、ペット霊園が流行し、あちこちに作られることから近所の人と紛争になり、市区町村によっては条例で規制している例もあります。

 人間のお墓にペットを入れるときには、ペットの遺骨(火葬しなければならないわけではないですが、臭いとかで周囲に迷惑をかけないという条件を考えると一般的には火葬して)は葬られる人間の「副葬品」という位置づけになり、人間の遺骨とは同じ位置づけではありません。

 結論から言えば「私たち夫婦と死んでからも一緒のお墓に入りたいのですが可能でしょうか?」という問いには「可能」となります(使用約款や規則で規制された場合を除く)。しかし、後から残った家族がそのペットの遺骨を処分することも自由ということです。そこまでは守られてはいないと思います。

 ペットの存在をどう見るか、ということは人によって異なり、普遍性をもちません。ペットの遺骨を飼い主と一緒に同じ墓に葬るのを「おかしい」と見るか「もっともだ」と共感するかはそれぞれなのです。大切にする人もそうでない人も自分の価値観を他人に押し付けてはいけない例の一つであろうと思います。

福岡県内ではまだ、一緒に入れるお墓を運営している霊園はないようですが、          敷地内にペット墓所があるところは増えてきているようです。                    お墓が寺院の場合は、住職さんに聞いてみるのもいいかもしれませんね!

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