ペットからの感染症

ペットを飼っていると、スキンシップの一環として、
キスしたくなることもあります。
ワンちゃんネコちゃんはもちろん、
他の鳥や兎などでも、同じ様に思う飼い主さんも多いと思います。
元記事では、キスなどの過剰なスキンシップからの、
感染症について書かれています。

 

感染症と言えば、狂犬病のワクチン注射について、最近良く目にします。
日本では、1957年から国内のワンちゃんでは発生が確認されておらず、
ワクチンの必要性は薄いのではないかという飼い主さんもいるようです。
しかし、狂犬病ワクチンは飼い主の義務で、法で定められている事ですので、
必要の可否はともかく、必ず接種するようにしなければなりません。
ワンちゃんの体調が心配ということでしたら、
かかりつけの獣医師さんに相談してみるしかないでしょう。

 

その他の感染症としては、
皮膚から感染する「白癬(はくせん)」がありますが、
こちらはペット以外からの感染も多いような、ありふれたもので、
足に感染したものは、水虫と呼ばれるものです。
ペットに脱毛や赤みの症状が出ている場合は、
これが該当するかもしれません。

 

口から感染するものへの注意は、より必要でしょう。
鳥や爬虫類でも、感染症を持っていることがあります。
代表的なものとして、オウムやインコの5%ほどは、
オウム病の病原体であるオウム病クラミジアを持っているそうです。
飼っている場合は、ケージをこまめに掃除を行い、
食卓近くに置かないようにしましょう。
公園のハトの糞にもクリプトコッカス症を引き起こす、
カビであるクリプトコッカス・ネオフォルマンスがいます。
普通では感染しませんが、野生のハトに触れたりしたときは、
そのまま手を口に入れたりしないようにしましょう。
小さなお子様などには、より注意が必要かと思います。
また爬虫類の中の50~90%は、サルモネラ菌をもっているそうです。

 

ワンちゃんネコちゃんも菌を保有している場合があります。
健康な仔であっても、ワンちゃんは約50%、
ネコちゃんはほぼ100%がパスツレラ菌という、
口腔常在菌を持っているのだとか。
小さなお子さんや、病気や疲れなどで抵抗力が落ちているかたは、
過剰なスキンシップに注意したいところです。

 

上記の様なものは、基本的に衛生面に気をつけていれば防げるものです。
・ペットに触れたら手洗いする
・しっかりトイレなど糞や尿の処理をする
・部屋やケージの掃除をし、清潔に保つ
ということを徹底しましょう。
感染症にかかった場合でも、適切な治療を受ければ問題ないようです。
不潔な環境にペットたちを置いておくのは、
飼い主としても、避けたいところです。
お互い清潔な環境で暮らせるように、きちんとした掃除を心掛けたいですね。

 

 

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元記事:「マイナビニュース」
http://news.mynavi.jp/series/oralcare/006/